男子ゴルフの小平智(28=Admiral)が6日(日本時間7日)、今季メジャー最終戦の全米プロ選手権(9日開幕、ミズーリ州セントルイス・ベルリーブCC)に向けて同コースで練習ラウンドを行った。

 宮里優作とともに10番から出たが、大溝雅教キャディーが持っていたのは3番ウッド、ウエッジ、パターの3本だけ。前週はオハイオ州でブリヂストン招待に出場し、この日の朝にクリーブランドからシカゴを経由して入るはずだったが「シカゴでロストバゲージになっちゃって…。(同行スタッフの荷物など)他は全部あるのに、僕のキャディーバッグだけ」という不運に見舞われていた。それでも「優作さんはショットメーカーですし、イメージもつくりやすかった」と、宮里のプレーも観察しながらコース攻略に思考を巡らせた。

 2人でイン9ホールを回り終えた後も折り返し、アウト9ホールのチェックに向かった。途中の4番で到着が遅れていたキャディーバッグが届くと、本格的に練習ラウンドを開始。「ロストバゲージはこれまでも何回かあるし、今回は早く届いたくらい。先週よりはドライバーを使わないホールが多い。自分の得意な距離を残してとか、マネジメントするホールが増えてくると思う。風とかもあるとは思いますけど、チャンスはあると思うので、頑張りたいです」。アクシデントにも動じることなく、大舞台への準備を進めていく。