昨年の全国高校覇者となる政田夢乃(北海学園札幌高3年)が首位と1打差の2位スタートを切った。

 ボギーなし、5バーディーの5アンダー66で回り「今日はアイアンが良かった。今年で5回目の日本ジュニア。最後なので優勝を目指しています」と好発進に笑顔をみせた。

 ドライバーでフェアウエーをキープしたホールでは、次々とアイアンでピン付近までピタリと寄せた。前半3番でピンまで残り160ヤードから6番アイアンで2メートルまで寄せて初バーディー。4番では5番アイアンで2メートル、8番でも7番アイアンで4メートルにつけるなど、得意クラブのショートアイアンを武器にスコアを伸ばした。

 1学年上で、小学校時代から交流の深いルーキープロの小祝さくら(20=ニトリ)の活躍が大きな刺激になっているという。ツアーで優勝争いを繰り広げ、現在の賞金ランキング9位(4163万4951円)は新人トップの成績。政田は「身近な小祝さんとは何回も一緒にラウンドしていて。本当にすごいなあと思っています。自分は日本タイトルを取りたい。このジュニア選手権を頑張りたいです」と気合を入れていた。