今年4月にツアー初勝利を挙げた新垣比菜(19=ダイキン工業)が、相性の良い富士山のふもとで今季3度目の首位スタートを切った。ボギーなし、6アンダーの67の好スコアをマーク。アマチュア時代から富士山付近のコースで好成績を残してきた実績のとおり、上々の発進をみせた。

 富士山を「味方」に、2年目の新垣が躍進した。パー3の4ホールのうち、3ホールでバーディーを奪うなどアイアンのキレは抜群。ボギーなしの安定感もあった。「昔から富士山の近くでは、アマの時からいい結果が多かったですね」。アマチュアだった高校1年時、静岡県で開催された大会で優勝。今年4月にツアー初優勝を飾ったサイバーエージェント・レディースも静岡・三島市のグランフィールズCCだった。「一番覚えているのは長崎に飛行機移動する時に富士山が見えて、すごくきれいで感動したら、その九州女子アマで初優勝できた。富士山のおかげかなというのはありました」。不思議な相性の良さを感じている。

 ツアー2勝目のチャンス。「なるべく早めにやりたい」と意気込む新垣は「明日もノーボギーでバーディーを取っていければ」と意気込み十分だった。