今平周吾(25=フリー)が金庚泰(キム・キョンテ、32=韓国)を3アンド2で破って8強入りした。

現在賞金ランク1位の今平と賞金王2度の実力者の対決は、序盤から白熱した。「相手が手ごわいので、特に集中できた」。2番では今平が6メートルのバーディーパットを沈めると、金が5メートルを入れ返した。4番で今平が10メートル超のロングパットを流し込んで先行。「芽が強いので神経を使う」と、日本では珍しいバミューダ芝でのショートパットに苦戦する場面もあったが「後半(11番で)1つ取ってから流れが来た」とうなずいた。

実家のある入間市から“自宅通勤”で戦う今大会。「1人1人、目の前の相手を倒すことだけですね」と、いつも通り静かに意気込んだ。