タイガー・ウッズ(42=米国)が、優勝を飾った13年3月のWGCキャデラック選手権(現WGCメキシコ選手権)以来、5年半ぶりとなる首位発進を果たした。1イーグル、7バーディー、1ボギーの62をマーク。「パットが入ったこと。今シーズンのどの試合よりも良いスタートができた」と振り返った。

今週からメジャーで13勝挙げたエースパターのスコッティ・キャメロンに戻してのプレー。10番から出てスタートから6メートルを沈めるなどパッティングが好調。12番で4メートル、13番で3メートルを沈めると、16番パー5は241ヤードからの第2打で3番アイアンを使って2オンに成功。1・5メートルにつけてイーグルを奪うと、コースには大歓声が響いた。18番もバーディーを奪って前半9ホールで29をマーク、後半も1番で4メートル、7番、8番も連続バーディーを取って62を出した。米ツアーでウッズが第1日前半で29をマークしたのは99年のAT&Tバイロンネルソン、06年WGCメキシコ選手権に続いて3回目となる。

パター変更についてウッズは「ずっと自宅の裏庭では打っていた。でもまったくいい感触にならなかった。だけど今はとても良い。このパターはどう打てばどうなるか、よく分かっている。これで何百万回もパットを打ってきたんだ」と満足そうな表情を浮かべた。

大事なプレーオフ第3戦でマキロイ(英国)と並んでの首位スタートとなったものの、ウッズは気持ちを引き締める。「(調整が必要な部分)全部だ。すべてをもっとよくしたい。だけど今はちゃんと休むことも大事」と強調した。大会前日もコースに姿をみせず、ジムで体を動かし、あとはケア後、テレビをみていたという。ウッズは「今日のようなプレーはすごく大事。昨日はプロアマをプレーできずに残念だったが、自分にとってはベストな選択だった」と準備を優先したことが好結果につながったことを明かした。