正岡竜二(35=グランデュール)は、今平周吾(25)に8アンド6の大差で敗れた。

スタートの1番から自らのミスで先行を許すと、ポイントに挙げたのは7番。ティーショットを池に入れた今平が8メートルのパーパットをねじ込んだ後、正岡は2メートル強を外した。「取れたと思ったら取れず…。彼のペースに持っていかれた」。このホールから6連続で失った。最後は今平のチップインで勝負あり。「ピンにビタビタ来るし、やっぱりうまいです」と、賞金ランク1位を走る25歳のプレーに脱帽だった。

勝てば準決勝では親交の深い東北福祉大の後輩、池田勇太(32)との対戦だった。互いに熱望していた一戦は実現せず「違う“ユウタ”と戦ってきます」。池田に敗れた木下裕太(32)との5位タイ決定戦も、賞金シード確保を狙う正岡にとって極めて重要な意味を持つ。