申ジエ(30=韓国)が、大会最少ストロークを更新する通算16アンダーで完全優勝を達成した。強風、強雨の中で5バーディー、1ボギーの68で回り、2位に9打差をつける圧勝劇。

今年5月のワールドレディース・サロンパス杯に続くメジャー2連勝。今季の獲得額を約1億2451万円とし、賞金ランクトップに立った。

申ジエは「天気との戦い、自分との戦いでした。緊張して、朝ご飯は半分しか食べることができなかった。そんな経験は、全英オープンを戦った時以来です。この優勝が、本当に欲しかった」と心から話した。

さらに、申ジエは「(日本は)女子プロの人気がある時期を迎えている。それは、私たちプロだけの力ではないので、この喜びを分かち合いたい。地震、台風の被害に遭われた人に(賞金を)分けたいです」と語り、賞金の一部を大地震に見舞われた北海道などの地域に寄付する考えを示した。

通算7アンダーの2位にアン・ソンジュと、ジョン・ジェウンが入り、トップ3を韓国勢が独占した。