熱中症とウイルス性腸炎から約1カ月ぶりにツアー復帰した石川遼(27=CASIO)は、午前組で回り2バーディー、4ボギーの2オーバー、73でホールアウトし、大きく出遅れた。

スタートの10番から2ホール連続でバンカーにつかまるなど、ショットが安定せず出だしから大苦戦。前半は1バーディー、1ボギーと何とかリカバリーでしのいでいたが、後半崩れた。石川は「全然ダメ。力みなんですかね。分からないけど、元に戻すのは難しい」と、珍しく弱音を吐いた。

RIZAP・KBCオーガスタの試合中に熱中症にかかり、フジサンケイ・クラシックを欠場した。その間に、ウイルス性腸炎も発症。「10日間以上、ずっと寝ていたり、食べ物を食べなかったりして内臓がダメージを受けていた。全体的にアイアンとかショットが球に力が伝わっていないという印象を受けた。なかなか気持ち良く打てていない」と話した。欠場前は、徐々に調子が上向いてきていたが「もう1回新たに作り直さないといけない。(元に)戻すのは、感覚がない感じになっているので厳しいかな」と、厳しい表情だった。