池田勇太(32=フリー)が、ツアー通算20勝に王手をかけた。2位スタートから、後半の4連続バーディーを含む5バーディー、66で回り、通算12アンダー、201で単独首位に立った。昨年10月の日本オープン以来の優勝を目指し、最終日は2位で昨年韓国オープン覇者の張二根(韓国)と日韓王者対決に臨む。

同じ組のビッグプレーにも動じず、池田は時を待っていた。11番で1メートルのバーディーパットを外した直後の12番でバーディー。「11番で外して、もう無理、流れ悪いなと思ったときに、チャンスが来た。そのバーディーを待っていた」。流れをつかんで、12番から4連続バーディーで一気に首位に浮上した。

同じ組では、稲森が6番でイーグル。岩田が9番でホールインワンを達成した。その間、池田は何度もチャンスをフイにした。「今日はオレの運が全部2人いって、オレは△(ボギー)が来たりするのかと考えていた」という。それでもボギーをたたかず、しのいだ結果が首位につながった。

最終日は、1打差2位の張二根と同組。昨年10月の日本オープン以来の通算20勝を、昨年韓国オープン覇者との日韓チャンピオン対決で争う。「勝てば20勝とか考えずに、目の前のこの試合に勝ちにいく」と話した。