首位スタートの池田勇太(32=フリー)が、4バーディー、1ボギーとスコアを3つ伸ばし、通算15アンダー、269で今季初勝利を挙げ、ツアー通算勝利を20勝の大台に乗せた。

出だしの1番パー4でボギーをたたき、2位の張二根(韓国)に11アンダーで並ばれたが、続く2番パー4で第2打をピン2メートル弱につけてバーディー。張がダブルボギーをたたいたことで、差を一気に3打差に開いた。その後さらに4番、6番とバーディーを重ねると、多く崩れた張との差は、8打差に開いた。

池田は、32歳275日で20勝に到達し、ツアー通算47勝を挙げた中嶋常幸の30歳261日、同94勝を挙げた尾崎将司の31歳118日に次ぐ、史上3位の若さでの記録達成となった。また、池田は09年から10年連続のツアー優勝となった。池田は「日本プロの優勝から10年。この10年の中で20勝。1年にすると2勝ずつ。そうやってここまできた。まず、自分をほめてあげたい」としみじみと話した。今後の目標について聞かれると「やっぱりボクの中で、20勝はほんのステップの1つ。まずは25勝の永久シードを目指さないと。また、早く年内に21勝、22勝、23勝とできるように頑張りたい」と話していた。