ツアー初優勝を狙うプロ11年目で32歳の日高将史(フリー)が、首位と1打差の2位に浮上した。首位と4打差18位で出ると6バーディー、2ボギーの67で回り、通算7アンダーで予選通過。

予選会を突破し、2年ぶり2度目の出場で好位置につけた日高は「全体的にショット、パットともに調子が良かった。ピンポジションは昨日よりも難しかったですけれど自分なりに落ち着いてできました」と振り返った。

昨年は主催者推薦でツアーワールド・カップで3位、平和PGM選手権でも11位に入って、初シードを獲得した。それまでは下部ツアー出場と並行し、地元宮崎でジュニア指導や個人レッスンのアルバイトもしていた苦労人。また女子プロの柏原明日架、三浦桃香らが出身の日章学園の中高ゴルフ部で臨時コーチも6年ほど務めており、現在も籍を置いている。

年間を通じてのツアー出場で、スポンサーも2社増加。「1年間を戦う難しさも感じていますけど、良い経験になっています。集中してやれていますし。ツアーで練習できる良い環境がある」と目を輝かせる。現在の賞金ランキングは102位。来年のシード確保(65位以内)には約1000万円以上を獲得する必要がある。日高は「今週は良い位置で決勝ラウンドに臨めると思うので、集中して、あと2日間を頑張りたい」と意識を高めていた。