成田美寿々(26=オンワードホールディングス)が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算8アンダーで今季3勝目、通算11勝目を挙げた。

首位と2打差の4アンダー、6位でスタートし、出だしの1番、2番で連続バーディー。4番でもバーディーを奪うと、首位スタートのアン・ソンジュ(韓国)を抜いて、一時は首位に浮上した。しかし、8番でボギーをたたき、7番でバーディーを奪ったアンに抜かれた。それでも、後半の10番でバーディーを奪うと、終盤の15、16番でバーディーを重ね9アンダーとし、8アンダーで並んでいたアンを抜き去った。最終18番でボギーとしたが、アンも18番で1・5メートルのパーパットを外し優勝が決まった。

成田は「久々にボールを操っている感覚があった。2打差だったので、序盤から優勝争いだけ考えていた」と話した。前週には韓国で行われた国別対抗戦「ULインターナショナル・クラウン」に日本代表として出場。日本は最下位に終わり、米ツアーで活躍する選手たちとの実力差を痛感。「20年東京五輪へ向けて力の差を実感した。20年まで間に合うのかと自分で不安いっぱいになったが、自信を回復した」と今季3勝目を喜んだ。