元世界ランク1位のアダム・スコット(38=オーストラリア)は2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74とスコアを落とし、通算6オーバーの290で2年ぶり4度目となった日本オープンを50位で終えた。

第1ラウンドは67をマークして首位と3打差11位と上々のスタートを切ったが、第2ラウンド以降は75、74、74とスコアを崩した。「金曜日と土曜日にアライメントがぶれ始め、プレー中に修正しようとした結果、ショットに悪影響を及ぼしてしまった。最後の3日間の内容にガッカリしている」と視線を落とした。

この日も2番でダブルボギーをたたくなど、最初の6ホールで5つ落とした。序盤はバッグに2本入れているパターのうち短いタイプを使用。途中から長尺に切り替えた。7番以降で2つ取り返す粘りを見せた。「短いパターで練習をすることが、長いパターにもいい影響を与える。今後も2本で練習は続けていくよ」と話した。

38位(14年)7位(15年)予選落ち(16年)という過去3大会に続いて優勝争いに絡めず「この週はなぜかいつも調子が悪いのでフラストレーションがたまる。今週は優勝するチャンスがあるコースだと思っていた。来年も招待してもらえたら、ぜひ優勝したい」とリベンジへの意欲を示す。

次週CJカップ(韓国)、2週後の世界選手権シリーズ、HSBCチャンピオンズ(中国)と米ツアーのアジアシリーズ2連戦後、年内は試合に出場しない予定とした。