単独首位から出た稲森佑貴(24=フリー)が5バーディー、2ボギーの68で回り、通算14アンダーの270でツアー初優勝を飾った。過去3年連続1位で今季もトップを走るフェアウエー(FW)キープ率はこの日も100%。父兼隆さん(67)と二人三脚で磨き上げた抜群のショット精度で逃げ切り、史上8人目となる日本オープンでの初Vを成し遂げた。

◆日本オープンでのツアー初優勝 稲森で8人目。過去7人中、日本人は4人で、稲森は日本人5人目。77年の最初の達成者となるセベ・バレステロス(スペイン)は優勝前の76年に欧州ツアーで初優勝し、19歳で同年の欧州ツアー賞金王になった。96年大会で達成したピーター・テラベイネン(米国)はチェコオープン優勝の実績を認められて出場。02年優勝のデビッド・スメイル(ニュージーランド)は01年にニュージーランドオープンで優勝済み。同年に静岡・御殿場市で開催されたワールドカップにも同国代表で出場した。