男子ゴルフの世界ランキング22位の松山英樹(26=LEXUS)がダンロップ・フェニックス(11月15~18日、宮崎・フェニックスCC)に出場することが16日、発表された。14年大会覇者で、2年連続7回目の出場。2度目の優勝へ向け「昨年よりも成長した自分のプレーを日本のゴルフファンの皆さまにお見せしたいと思っています。優勝を目指して頑張りますので、ぜひ会場に見に来てください」とコメントした。

松山は昨年5位に終わったが、最終日の3番で実測175ヤードを8番アイアンでホールインワンを達成するなど、ギャラリーを魅了した。今年は、尾崎将司(94~96年)以来2人目となる大会3連覇を目指すブルックス・ケプカ(28=米国)を止める1番手として期待される。

そのケプカは今年、全米オープンを29年ぶりに連覇し、全米プロも優勝した。同一年に全米タイトルを制覇したのはタイガー・ウッズ以来の快挙で、世界最高峰のプレーに注目だ。

この他、海外勢ではエミリアノ・グリジョ(26=アルゼンチン)アンドルー・パットナム(29=米国)ジョージ・カニンガム(23=米国)スコット・ビンセント(26=ジンバブエ)の出場も決まった。

日本勢では、現在賞金ランクトップの今平周吾、日本オープンを制した稲森佑貴、10年大会優勝の池田勇太らが参戦予定。賞金総額2億円、優勝賞金4000万円をかけた賞金王争いも見どころとなりそうだ。

また今大会からギャラリーイベントも充実。大型ビジョンで渡辺司プロによる生解説を実施したり、大会期間中はジャックダニエル、アサヒスーパードライ、ボージョレーヌーボーが1人2000円で飲み放題プランも。新たにグループチケット(3人分の入場料で4人入場可能)やアフタヌーンチケット(15、16日の正午以降の入場で1人2500円)も用意した。フェニックス・シーガイア・リゾートの永嶋達矢ゴルフ事業本部長は「45回の記念大会ということで多くのお客さまに楽しんでいただけるよう考えました。プレーはもちろん、宮崎の自然と食で魅力を引き出していければ」と話した。