尾崎将司(71=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリー)は3バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの76で回り、5オーバーで93位だった。

ツアー通算94勝の尾崎、同20勝の谷口徹(50)、同18勝の藤田寛之(49)という圧倒的な実績を誇る3人のペアリング。藤田が「来年シニアの年齢になる自分が(組の中で)最年少ですよ」と驚くインパクト十分の3ショットは、多くのギャラリーを引き連れた。

スタートの10番でいきなり3オン3パットのダブルボギーとした尾崎だが、16番パー5で最初のバーディーを奪取。後半の8番パー3ではティーショットをピンそばにつけてバーディーを奪うなど2バーディーを取り返した。3バーディーは6月のツアー選手権森ビル杯第2ラウンドに並ぶ今季自己最多だった。

この日はバッグに2本入れているドライバーをキャロウェイ「ローグ」にスイッチしたが、もどかしさを隠さなかった。「ドライバーの振りが『ブーン、ブーン』って(鋭い音がしない)。ヘッドスピードが変わらなければ、どんなヘッドでも大きな違いは出ない。対策はいろいろ練っているんだ。でも、コースに出ると思ったようなスピードで振れないから、ゴルフをやっていて面白くない」と、自らのスイングに厳しくダメ出しした。

第2ラウンドへ向け「48インチくらい、違反くらい長くしてこようか。(168センチの)藤田が持ったらこう(明らかに長く)見えるけど、(181センチの)オレが持てば、違反に見えないんじゃないか」とジョークを飛ばし、会場から引き揚げた。