3週ぶりの出場となった尾崎将司(71=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリー)は11番のティーショットを打った後、腰痛のため棄権した。

悔しさをにじませながら引き揚げたレジェンドは、自らの現状を車に例えて説明した。「前は『準備万端、整備OK、エンジン全開』。今は『準備できず、整備不良、エンジンふかず、9ホールやったらオイル切れ』。そういう状態だ」と肩を落とした。

次週のマイナビABCチャンピオンシップ(25日開幕、兵庫・ABCGC)もエントリーは済ませているが「一応してるけど…。コースに行くと、全く振れなくなっちゃう。体を使えてないからね。小手先だけで何とかしようと(してしまう)」と明言を避けた。

「何とか可能性が見える限り、頑張ろうとは思うけど…」と言った後で大きく息を吐き、つぶやいた。「やめたら終わりだから」。今季出場5試合で3度目の途中棄権となった。