松山英樹(26=LEXUS)は6バーディー、ノーボギーの66をマークし、通算5アンダーの211で首位と8打差の17位となった。

ミスの目立った前日から見違えるようなゴルフで挽回した。パーオン率100%で6バーディー。2位とは4打差と、届かない距離ではない。松山は「流れよくプレーできた。スコアが良かったので(状態も)上がっているんじゃないか」とまずまずの表情だった。

前半パー5の12番でバンカーから寄せて初バーディーを奪い、さらに6メートルの下り、2メートルのラインを読み切っての3連続バーディーで一気に伸ばした。18番では第1打がフェアウエー中央の岩と岩の間に入り込んだ。十分にバックスイングが取れなかったが巧みに脱出してパーをセーブ。ミスを「小手先で調整している」と言うが、流れを切らずに後半の4番までにさらに3バーディーを奪い、着実に上位に迫った。

ただ、満足はしていない。6、9番は2メートル以内のチャンスを逃した。「調整できれば、もう少しいい状態で試合ができるんじゃないか」。すぐに練習場で30分ほどパターを振り、最終日に備えた。