優勝争いは白熱した展開になった。前日の第3ラウンド(R)までは、今大会で史上5人目となる生涯獲得賞金10億円突破がかかるアン・ソンジュ(31=韓国)が独走態勢に入っていた。

このまま今季5勝目を挙げ、賞金女王へ大前進するのか-。誰もがそう思うような展開だった。第3R終了時点でアンは通算14アンダーまで伸ばし、2位菊地絵理香とは5打差、3位松田鈴英とは6打差あった。

しかし、この日の前半にアンが2ボギー、1ダブルボギーで4つスコアを落とす。一方の3位から出た同組の松田は2バーディー、1ボギーで1つスコアを伸ばした。ハーフ終了時点で、首位アンと、2位浮上の松田との差は1打差に縮まった。

11ホールを終え、アンは同11アンダーで首位。2位松田は1打差で追う展開。残り7ホールに、優勝の行方がかかる。

3位には15ホールを終えた原英莉花、菊地絵理香、ホステスプロのキム・ハヌル、テレサ・ルーが続いた。