16年大会覇者の松山英樹(26=LEXUS)は4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算3オーバーの291で30位として新シーズン2戦目を終えた。

池田勇太と同組で10番からスタートし、2つ伸ばして折り返した。後半4番でティーショットを左の池に落としてダブルボギー。7番でバーディーとした後、最終9番は第2打でグリーンを外してボギーフィニッシュとなった。

スコアを落とす選手が続出した風の中でのラウンド。難しさは認めた上で「それ以前に自分のショットをまともにコントロールできていないので、そこが一番、こういう結果につながってくる」と自分自身に消化不良の原因を求めた。

ショットに関しては、2度の4位などトップ15を外さなかった昨季終盤のプレーオフシリーズ4試合で手応えを感じたポイントを継続して取り組んできたという。「良くなったところを続けているんですけど、そこを逆にやりすぎているのかなというのがある。そのバランスが崩れちゃっている」と現状を分析。

前日までグリーンのスピードに悩まされてきたパットについては「思ったようなパッティングが打てなかったことが一番の収穫かな」と苦笑しつつ「昨日よりは少し進歩していると思う。少しずつ打ち方も変わってきていると思う。次の試合に生かしていけるように」と前を向いた。

今後は三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡)、ダンロップ・フェニックス(宮崎)と11月の日本ツアー2連戦に臨むことを表明している。いずれも優勝経験のある舞台。

「結果を出したい気持ちが強いですし、そのためには自分が思っているようにコントロールできるショットやパットがないと勝てないと思う。それが少しでもできるように頑張りたい」と力を込めた。