東海大大阪仰星高3年の上野菜々子(18)が、日本人では史上5人目となるアマチュアのツアー優勝へ前進した。8位から出て8バーディー、ボギーなしのツアー自己ベスト64で回り、通算11アンダーの2位浮上。首位有村に1打差に迫った。

インスタートの前半に、13番から自身初となる5連続バーディーで波に乗った。アプローチの精度は抜群で、パターも16番パー3、2番パー4でいずれも6メートルのバーディーパットを沈めた。

大阪府枚方市出身。勉強とゴルフを両立させるため、一般入試で当時、ゴルフ部ができたばかりだった東海大大阪仰星高へ進学した。同校はサッカー部が17日に大阪学院高と、ラグビー部は18日に常翔学園と、それぞれ全国大会出場をかけて決勝戦に臨む。

過去には73年清元登子、03年宮里藍、14年勝みなみ、16年畑岡奈紗が達成したアマチュアのツアー優勝の快挙へ。上野は「ラグビー部、サッカー部も決勝まで行っている。私もいい位置にいるので、弱気にならずにプレーしたい。優勝したいです」と目を輝かせた。

17日の決勝ラウンドは、ツアー14勝の有村智恵、同16勝のテレサ・ルーと最終組で回る。