堀川未来夢(みくむ、25=Wave Energy)が7バーディー、1ボギーでこの日ベストタイとなる65をマークし、通算12アンダーの201でツアー初優勝に王手をかけた。同じ65で回って2打差2位の今平周吾(26)とは同学年。ジュニア時代から圧倒的な力を見せ、現在賞金ランクトップにつける「天敵」と最終日最終組対決に臨む。

今平は堀川との優勝争いについて「初めてですね。あまり気にならないです」と笑って受け流した。前半6番から3連続バーディーを奪うなど、ノーボギー。ケプカの出場もあり、今大会優勝で与えられる世界ランクポイント30は同週開催の米ツアー、RSMクラシックの24ポイントより高い。賞金王に加え、マスターズ切符につながる年末時点の世界ランク50位に近づく好機でもある。「チャンスのある位置でホッとしています。いつも通りやりたい」と静かに意気込んだ。