通算6アンダーの12位で出た畑岡奈紗が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算10アンダーの9位でフィニッシュした。

日本勢初の年間女王タイトル、ボーナス100万ドル(約1億1000万円)は逃したものの、6月のアーカンソー選手権、11月のTOTOジャパンクラシックで2回優勝。この日は最終18番でバーディー締めし「最後、いいシーズンの終わり方で戦えたと思う」と振り返った。

今季はツアー23試合に出場し、トップ10入りも10回と安定感十分のシーズンだった。年間獲得賞金額も140万ドル(約1億5400万円)超え、世界ランクも6位まで浮上。「持ち味がショットなのでショットで(バーディー)取れるゴルフが年間通じてできました」と満足顔。母博美さんがサポート役として1年間、帯同してくれたことにも感謝した。

来季は1月17日から開幕するため「例年よりもシーズンは早く始まるので、来季に向けて12月からしっかりトレーニングしたい」と見据えた。今夏の全米女子プロではプレーオフで敗れて2位に入るなど、メジャー制覇への手応えもある。今年の米1勝という目標を達成した畑岡は「来季はメジャーで勝てるように頑張りたい」と掲げていた。