27位から出た昨年の日本ツアー賞金王の今平周吾(26)が、6バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算8アンダーの33位でフィニッシュした。

前半の11番からボギーとバーディーを交互に14番まで続け、15番を挟んで、再びボギーとバーディーを1つずつ。出入りの激しかった前半を耐えると、3番こそダブルボギーをたたいたものの、後半の2、4番でバーディーを奪い、さらに、最終9番パー5。21メートルのイーグルパットこそ外したものの、1・5メートルのバーディーパットをしっかり沈め、前日から1つスコアをあげる意地をみせた。「最後に入れられて良かった。ボギーを打った後はすぐに取り返そうと思ってやった」と振り返った。

日本の賞金王として出場する初めての米ツアー。第2日まで7位につけたが、決勝ラウンドでスコアを伸ばしきれず上位進出を逃した。昨年(53位)よりは順位を上げたとはいえ、将来的には米ツアー参戦も視野に入れているだけに満足できる内容ではなかった。「去年に比べたらティーショットでも飛距離はでているし成長は感じている。ただ、米国でやるには力が足りない。見つけた課題をしっかりやっていきたい」と気持ちを引き締めた。

18位につけ上位を狙った松山英樹(26)は、2バーディー、5ボギーの73で回り、通算6アンダーで51位だった。パットが決まらずスコアを伸ばせなかった。「自分の問題なんでグリーンは関係ない。(次に向けて)頑張ります」と前向きに話した。

稲森佑貴は64位、星野陸也は2アンダーで67位。マット・クーチャー(米国)が22アンダーで優勝した。