男子ゴルフの石川遼(27)と歌手の郷ひろみ(63)の強力タッグが実現した。31日、都内のホテルで「フューチャーGOLFツアー2019」の記者会見が行われた。

ブランド設立30周年を迎えたゴルフウエア「PEARLY GATES」(パーリーゲイツ)が、同ツアーを協賛することが決定。応援サポーターを務める郷が駆けつけ、石川とコラボした。

同ツアーの発案者である石川が先に登壇。「ゴルフ界の活性化に何が必要かと考え、このツアーが実現した。観客とファンをいかに増やせるか。ゴルフ場が明るく活気があってほしいと思う」とツアー開催の思いを吐露した。その後、ヒョウ柄のジャケットで郷が登場し、「(ツアーの)立ち上げから携わって石川プロのひたむきで真摯(しんし)な思いに賛同し、僕でできることは協力したいと思いはせ参じました」と石川へのバックアップを約束した。

19歳で初めて宮崎でプレーをしたという郷。自分の人生にシンクロさせながら「僕が歩んできた人生と同じなんじゃないかな。楽しい時もたくさんあったけど、苦しいこともたくさんあった。それを乗り越えることで、楽しさが増していく。僕みたいなアマチュアでも長く長くできるスポーツなんじゃないかなと思う」と伝えた。さらに「プロアマとかあるなら参加したい。大会に行って直接触れ合うことでその人たちの感覚を味わうことができる」と大会への参加も希望した。

芹沢信雄(59)、藤田寛之(49)も参加して行われたトークセッションでは、郷が石川にツアーを活性化するためのアイデアは? と質問。石川は「プロとジュニアが一緒にプレーする。試合の中でピリッとしたプロの雰囲気を味わってもらいたい」と答えると、同じ質問に先輩である芹沢は「石川遼が強くなればいいんです。選手会長もやっていて大変ですが、彼が勝ってくれればもっと盛り上がる」と直球で即答。これには石川は照れ笑いを浮かべ「僕1人で頑張ります」と笑わせた。

最後には芹沢が郷に「ゴルフ応援歌」を作って下さいと懇願。郷は「僕、JAPANしかいわないですよ」とおどけたが「歌手郷ひろみとしてできることはやりたい」と締めた。

同社が協賛するのは4大会。4月から千葉、静岡、大阪、北海道の4カ所で実施される。また、昨年、豪雨の影響などで中止になった広島、岡山でも行われる予定だ。