26位から出た松山英樹(26=LEXUS)は、通算9アンダーの15位で2季ぶりの優勝を逃した。4バーディー、2ボギーで3日連続の69で回り275。16、17年に連覇している相性の良い大会で期待されたが、頂点には届かなかった。小平智(Admiral)は、4オーバーの72位だった。リッキー・ファウラー(米国)が、通算17アンダーで約2年ぶりとなるツアー通算5勝目を挙げた。

今大会の松山を象徴するようだった。朝から雨が降る中、前半パープレーでしのぎ後半にかけた。10、11番で連続バーディーを奪う意地をみせたが、12番で一転、3パットでボギー。この日の34パットが示すとおり、パットで苦しみ抜きスコアを伸ばせなかった。「良いストロークができなかったので、入らなくて当然かな」と振り返った。

ただ、第2日から3日連続で69。内容に満足しないとはいえ、大崩れはしなかった。先週のファーマーズ・インシュアランスOPでは3位に入っており、未勝利に終わった昨季より上昇しているのは確か。「最後の4回はいい(ドライバー)ショットが打てた。少しずつ兆しは見えている」と手ごたえも口にする。

今週末は大会に出場せず、次戦は14日開幕のジェネシスOP(米アリゾナ州)になる。「1週間がすごく大事」と気を引き締めた。