約半年ぶりの実戦だった野村敏京(26=Qセルズ)が、通算5アンダー284で5位に入った。4位から出て、1バーディー、3ボギーの73で2季ぶりの優勝こそ逃したが、腰痛からの復調は印象づけた。史上3人目の女子高生プロ、山口すず夏は通算1アンダー288で22位。上原彩子は通算3アンダー286で11位。セリーヌ・ブティエ(フランス)が、通算8アンダー281でツアー初優勝した。

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プロ転向初戦の山口は「宮里藍超え」にも満足しなかった。

女子高生プロの先輩、宮里藍が20歳で参戦した米女子ツアーデビュー戦48位を超える22位だったが、前半3バーディーで折り返しながら最終18番でダブルボギーをたたくなど失速し、「最後で全て台なしになってしまい悔しい。1打の重みをすごく感じた。もっと1打1打を大切にしていきたい」と、ほろ苦いデビューに気持ちを引き締めた。