6年連続8度目の出場となる松山英樹(27=LEXUS)は、3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75で回り、3オーバーの暫定67位でフィニッシュした。「何も考えていなかったが、4番くらいからパー取れないのかなと思ったが、取れたのでその後、良いプレーができたらと思ったが、なかなかうまく攻めることができなくて停滞したままだった」と淡々と振り返った。

出だしから勢いに乗れなかった。1番からティーショットを右に曲げ、バンカーへ。2打目もグリーンに届かず、第3打でピンから約3メートルにつけたが、これを外しボギー。2番もボギーとすると3番も再び右に曲げ林に入れた。第2打は木の間を狙ったものの、結局、木に当たり、隣のコース近くまで跳ね返る痛恨のミス。第4打でようやくグリーンに乗せたが、約1メートルのパーパットを外し、マスターズで自身初となる1番から3連続ボギーをたたいた。

巻き返しを狙った後半も10番でダブルボギーを打ったあとに、11番でボギー。一時は5オーバーまでスコアを落とした。パー5の13、15番でバーディーを奪い、スコアを戻したとはいえ、厳しい戦いを強いられた。「なかなかうまく調整できていない。スイングがよくないんじゃないかなって感じですね」と原因を挙げた。

救いは他選手もそれほどスコアを伸ばせなかったこと。フィニッシュ時点で、首位とは6打差で、優勝者の第1ラウンド終了時の最大7打差の圏内にとどまっている。「しっかりアンダーパーで回って、少しでもチャンスのある位置に持っていけたらいいなと思う」と気持ちを切り替えていた。

11、12年の松山以来のアマチュアから出場の金谷拓実(20=東北福祉大3年)は、4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73でホールアウトした。