46位から出た松山英樹(27=LEXSUS)は、8バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算3アンダーの213で25位に浮上した。

前半の2、3番で連続バーディーで好発進。4、5番こそボギーをたたいたが、6、7、9番でバーディーを奪いスコアを伸ばした。

後半に入っても勢いは止まらない。名物アーメンコーナーの13番(パー5)では、2オンに成功し、バーディーを奪うと、14番(パー4)、15番(パー5)と再び3連続バーディーで、この時点で5アンダーまで上げてきた。「感触よりも結果が良かったのでこのままいければ」と思ったところで、落とし穴が待っていた。

最終18番、第2打をグリーン右手前のバンカーに入れた。脱出に2打を要し、グリーン上でも2パット。ダブルボギーをたたいて後退した。「もったいなかった」と残念そうに振り返った。

それでも、第3日に60台を出すのは、初出場した11年(68)以来。ティーショットに安定感が戻りつつあり、フェアウエーキープ率が、第2ラウンドの57・14から92・86とはねがったのは好材料だ。「ダブルボギーがなければ良かったと思いますけど」と一応の及第点を与える。

最終日は天気が荒れる予報だが、「ツアーでは何回もそういう雨の日だったりあるので、どうにかなると思います」と巻き返しを期していた。

アマチュアから出場している金谷拓実(20=東北福祉大3年)は、6バーディー、2ボギーの68で通算1アンダーの39位につけ、11年の松山以来のローアマが見えてきた。

松山と同じ46位から出た小平智(29=Adomiral)は、2バーディー、3ボギーの73で通算2オーバーの50位に後退した。

タイガー・ウッズ(米国)は、通算11アンダーで2位。フランチェスコ・モリナリ(イタリア)が、通算13アンダーで単独首位に立った。