海外米ツアー初挑戦の勝みなみ(20=明治安田生命)が日本勢トップの16位に浮上した。

通算4アンダーの30位で出て3バーディー、1ボギーの70で回り、通算6アンダーの210で首位とは8打差。野村敏京(26)と畑岡奈紗(20)は通算4アンダーの29位、横峯さくら(33)は通算2アンダーの44位、上原彩子(35)は通算1アンダーの49位、山口すず夏(18)は通算2オーバーの69位。昨年覇者のブルック・ヘンダーソン(カナダ)、ネリー・コルダ(米国)が通算14アンダーの首位で並んだ。

3日間連続の70でラウンドした勝は、海岸近くのコース独特の強風に負けなかった。「風を気にせずに粘れたので、風に成長した」と1番パー5でバーディーを先行させると、5番パー5でも第3打で絶妙アプローチ。カップ数センチに寄せて楽々バーディーを奪った。15番で約3メートルのバーディーチャンスを決め、最終18番はバンカーに入れてボギーフィニッシュとなったが「今日も楽しくラウンドできました」と及第点を出した。

大会3日間(計54ホール)を終え、ボギーはわずかに4つと大崩れしない安定したプレーが目立っている。首位とは8打差と離れているものの「最終日も楽しく笑顔でプレーできたら」と前向きだった。