62位で予選通過した松山英樹(27=LEXUS)は51位に浮上して最終日を迎える。首位と12打差の通算1オーバーで出ると、3バーディー、2ボギーの70で回って通算イーブン213で、首位とは11打差。雷雨による中断が2度あったものの、全選手がホールアウトし、ジェーソン・ダフナー、ジョエル・ダーメン、マックス・ホーマ(すべて米国)が通算11アンダーで首位。1打差4位にパット・ペレス、2打差5位にロリー・マキロイ(英国)がつけた。

午前スタートで雷雨の影響はなかった松山だが、猛チャージはできなかった。予選ラウンドに比べ、ショットが復調。出だし1番パー4の第2打を1・2メートルにつけてバーディー発進した。しかし4番、5番と約3メートルのバーディーパットが入らず「惜しかったですね」。7番パー5では池ポチャのトラブルでボギー。8番にバーディーを奪ってバウンスバックしたが、流れを変えられなかった。

後半はパーが続き、「グリーンマイル」と呼ばれる最後3ホールを迎えた。16番はバンカーに入れてボギーとしたが、もっとも難易度の高い最終18番パー4で第2打をピン上2メートル強につけてバーディーフィニッシュ。「後半、ショットが悪いと言っても昨日までに比べたら良くはなっているんですけど。前半のようなプレーができるようにしていきたい」と課題を挙げた。最終日の猛チャージをイメージしながら「5アンダー、6アンダーで回ったら、トップ10も見えてくるぐらい上が混んでいると思うので、まずは自分の状態を上げて、しっかりと上位に食い込めるように頑張りたいと思う」と口にしていた。