男子ゴルフの今季メジャー第2戦「全米プロ選手権」が16日、米ニューヨーク州ファミングデールのベスページ・ステートパーク・ブラックコース(7459ヤード、パー70)で開幕する。日本のエース、松山英樹(27=LEXUS)は14日、当地で初のラウンドを行い、18ホールを回った。

「前が詰まっていたから」と話したが、回り終わるのに約6時間を要し、待たされている間もアプローチの練習を行うなど、入念に調整した。自身2度目となる同コースでは、過去16年のプレーオフ第1戦のバークレイズで予選落ちを喫している。

それだけにコース攻略の鍵に「ティーショットとグリーン回り」を挙げた。「(コースは)難しいですね。正確性がなきゃ攻略できない。マネジメントというより、真っすぐ打つ能力と球を曲げながらもフェアウエーに置く技術とやっぱりグリーン周りじゃないかなと。グリーン回りまで持ってきたらいい方だと思うので。そういう戦いになる」とイメージを巡らせた。

全米プロ選手権は13年から連続で出場し、16年4位、17年に5位に入っており、メジャータイトルに大きく近づいた相性のいい大会でもある。「勝ちたい試合の1つではある。まぁ、だからといって普段の試合と何が違うというのは別にない。ただ、頑張るだけです」と自身と向き合い悲願をたぐり寄せる。