大会が開幕し、会場は悲しみに包まれた。15年にプロテストに合格した大山亜由美さんが、がんの闘病生活の末に、16日に死去していたことをこの日、LPGA側が発表。25歳の若さだった。

大山さんと同じ15年にプロテストに合格した同期のささきしょうこ(22)ら大勢の女子プロやキャディーが、喪章を付けて大会に臨んだ。

前日16日に父文明さんと電話で話したという、ささきは「お父様は『亜由美がまた、みんなと同じティーグラウンドに立つために、誰にも(闘病を)言わないと決めていた』みたいです」と明かした上で「全然、知りませんでした。知らせを受けた時も、悪い冗談だと思った。遺影を持ってプレーすることはできないので(喪章を付けて)気持ちを伝えたかった」と涙目で話した。

同じく同期の岡山絵里(22)は、ホールアウト後に号泣。言葉にならない声で「お姉さん的な人で、しっかり者でした」と話すのがやっとだった。