17位から出た松山英樹(27=LEXUS)は、3バーディー、1ボギーの68で回り、通算2アンダー、138で10位で決勝ラウンドに進んだ。

前半の4番で1・5メートルのバーディーパットを入れると9番パー4では、第2打をピン右横約7メートルにつけた。難しい距離を残したが、しっかり読み切りバーディーとして、前半で2つスコアを伸ばして後半につないだ。

ピンチは11番パー4。ティーショットを右のバンカーに入れた。第2打は薄くあたり、目の前の草むらに深く入った。同組のシャウフェレ(米国)らとともに探して見つけ第3打をフェアウエーに出し、第4打でようやくグリーンへ。約2メートルの微妙な距離を残したものの、ボギーで乗り切り傷口を最小限にとどめた。「まあまあじゃないですかね。(11番は)ボールがみえなかったんで見つかって良かった」と安堵(あんど)した。

首位のブルックス・ケプカ(米国)との差は10打に開いた。過去の優勝者が36ホールを終えての首位との最大差は9打。10打差を逆転した例はなく、悲願のメジャー制覇へ、高い壁が立ちはだかる。「その差を縮められるように頑張りたい」と力強く、決勝ラウンドに進む。

4月のマスターズを制したタイガー・ウッズ(米国)は、3バーディー、6ボギーの73で予選カットラインに1打届かない通算5オーバーの83位で予選落ちした。今平周吾(26=フリー)は2バーディー、5ボギーの73で通算7オーバー、143、小平智(29=Admiral)は、2バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの76で通算9オーバー、146でそれぞれ予選落ちした。

ブルックス・ケプカ(米国)が、7バーディー、2ボギーの65で通算12アンダー、128で2位に7打差をつける独走で首位に立った。