5週ぶりにツアー復帰した畑岡奈紗(20=森ビル)が首位と2打差6位に浮上し、予選通過した。

首位と3打差10位で出るとボギーなし、1イーグル、2バーデイーの67で回り、通算7アンダーまで伸ばした。野村敏京は通算6アンダーの9位、横峯さくらは通算1アンダーの54位、山口すず夏は通算イーブンパーの67位でそれぞれ予選を通過。なおジェニファー・ソング(米国)ら3人が通算9アンダーの首位で並んだ。

第1日に続き、畑岡は安定感抜群だった。フェアウエーを外したのは1回のみとショットはキレキレ。パー5のホールでスコアを伸ばした。インスタートの15番パー5で惜しくも2オンは逃したものの、約2メートルのパットを沈めてバーディー先行。後半も3番パー5で約4メートルのイーグルパットは外したが、楽々バーディーを奪った。7番パー5では残り約200ヤードからの第2打で2オンに成功。「いいところまでもってこれたので決めたいと思いました」と振り返る約5メートルのイーグルパットをねじ込み「今日も積極的に攻めることができて良かったです」と及第点を出した。

「アイアンは良いのですが、まだ自分らしさは出し切れていないので出せたらいいです」と振り返る畑岡は、米女子プロゴルフ協会(LPGA)メディア公式ツイッターによると、前身大会キングスミル選手権から数え、95ホール連続でノーボギーを続け、計23アンダーのスコアをマークしているという。昨年大会も雨天で3日間競技になりながらもノーボギーでスコアを伸ばして優勝争いを展開。プレーオフで敗れたが、2位フィニッシュだった。

相性の良いコースでもあり、畑岡は「すごく落ち着いてプレーできているのでいいかなと思います。また(決勝ラウンド)2日間伸ばし合いになると思うのでしっかり伸ばしていきたいです」と集中力を研ぎ澄ませていた。