石川遼(27=CASIO)が、驚異的な粘りで記憶に残る優勝を飾り男泣きした。黄重坤(ハン・ジュンゴン、韓国)とのプレーオフを制し16年8月のRIZAP・KBCオーガスタ以来、3年ぶりのツアー通算15勝目。

一問一投答は以下の通り。

-今の素直な思いは

石川 本当に長かった。(3年ぶり優勝に)そんなにたつんですか? ただ、10代の頃とは体も変わったし、自分の体に対して傲慢(ごうまん)があった。今年の中日クラウンズで初めて(腰痛で)棄権になってしまって、ショックでした。そこから、いいトレーニングをした。

-苦しんだ時期もあった

石川 自分のゴルフは上がったり、下がったり。こういう状況は自分が一番受け入れられない。(今大会も)初日にOB、2日目に池に入れて、今日の第3Rは2連続ダボ。第4Rは何が起きるのか考えた。ゴルフノートを書きたくない日もある。でも逃げるのは簡単。逃げないことで見えるものもある。

-また米国に行きたいか

石川 目指しているのは世界。世界の選手がどう打って、どういう精神状態でやるのかを気にしている。でも成績が出ていない以上、そういうことを言葉に出すと、見たり聞いたりする人はいろいろ思う。それでも、その基準は変えたくなかった。