20位から出た松山英樹(27=LEXUS)は、4バーディー、3ボギーの70で回り、通算7アンダー、206の17位と順位を上げた。

強風が吹く難しいコンディションの中、前半はショットが安定せず5番パー4の第2打を池に入れるなどしてボギーが先行。苦しい前半で1つスコアを落としたが、迎えた後半でらしさを発揮した。11番でボギーをたたいたものの、13番パー5で2メートルを決めると、15番パー4では12メートルのスライスをしっかり読み切り沈めた。16番パー4でも、ラフからのアプローチを土手に当てて50センチにつける技ありのショットで50センチにつけバーディーと、終盤に大きな粘りを見せた。「なかなかチャンスに付けることができなくて大変だったけど、ロングパットが入ったことが良かった」と満足げに話した。

首位と7打差と離されたが、「優勝は、今日の(73で回った)スネデカーみたいなゴルフをしないと厳しいと思う。でもそういうゴルフができたらいいな」と望みは捨てていない。

首位は67で回ったパトリック・リード(米国)で通算14アンダー。2位は通算13アンダーでアブラハム・アンサー(メキシコ)がつけている。

プレーオフは、今大会も含め3試合が行われるが、最終戦にはフェデックスポイント30位以内の選手だけが進出できる。