急性副鼻腔(びくう)炎を発症した全英女王の渋野日向子(20=RSK山陽放送)が28日、国内女子ゴルフツアー・ニトリレディース(29日開幕、北海道・小樽CC)のプロアマ戦に出場した。

前日27日には38・5度の発熱で札幌市内の病院に直行し、点滴治療を受けていた。この日は元気な姿を見せ「今日は熱を測っていないけど、たぶん大丈夫だな。なんとか症というやつだった。あれっ? なんて病名だったっけ?」とおどけてみせた。

それでも「気持ち的にはいいけど、体が追いついていません。難しいコースで、練習ラウンドもできなかった。今日も(コース状況を)見ようと思ったけど、自分のショットが悪すぎて、どうしようもなかったです。自信がない。予選落ちしても仕方がないかも」と珍しく弱気だ。

状態は決して万全ではないが、前週のCATレディース(神奈川)を欠場。日本女子プロ選手権(9月12日開幕)で、全英を含む“メジャー3連勝”を狙うため、次週のゴルフ5レディース(9月6日開幕、茨城)も欠場予定のため、今大会を休めば3週連続の欠場となってしまう。

渋野は「北海道まで来て、3週連続で休んでしまうのは、さすがにマズイ。でも、本当に悪かったら1日入院しないといけないと言われました。早く治すために強い薬を飲んだ」と明かした。