首位と2打差の6アンダー5位で出た畑岡奈紗(20=森ビル)は27位に後退した。5バーディー、4ボギーの71で回り、通算7アンダー137。首位とは10打差に開いた。

上原彩子が通算8アンダーの23位、横峯さくらは通算7アンダーの27位につけて予選通過。山口すず夏は通算1アンダーの89位で予選落ちとなった。63の好スコアをマークしたハンナ・グリーン(オーストラリア)が通算17アンダーに伸ばして首位を守った。

「パッティングは2日間ともすごくフィーリングは良いんですけれど、なかなかそれが入ってくれない」と2~4メートルほどのバーディーパットを決めきれず、前半6番でボギーが先行。7、8番の連続バーディーで盛り返した。後半10番パー5でも「ティーショット次第で距離が出ていれば狙えるところ」と2オンに成功。イーグルこそ逃したが、余裕のバーディーを奪ってみせた。

しかし11番は林に入れるなど出入りの激しいゴルフでスコアを伸ばせず、最終18番では第1打をバンカーに入れ、ボギーフィニッシュ。畑岡は「今日は、昨日ほどショットが安定してなくて林の中に行ってしまったりで、スコアを伸ばしきれずに残念」と表情を曇らせた。

ハイスコアでの優勝争いとなっており、バーディーを量産していかなければいけない決勝ラウンド2日間となる。首位とは10打差。畑岡は「2日間、しっかり決めていければ流れが変わるかなと思います。明日、明後日とショットを修正してパッティングを入れることだけに集中したいと思います」と自らを鼓舞していた。