北海道・苫小牧市出身のプロ12年目、菊地絵理香(31=オンワードHD)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算イーブンパー216。スコアを2つ伸ばして、48位から25位タイに浮上した。「昨日まではショットがあまり良くなかったけど、今日はかみ合ってくれた」と振り返った。

前半は苦戦した。我慢のゴルフを続けていたが、14、16番ではボギーが出てしまう。だが後半の3番から3連続のバーディーラッシュ。4、5番はグリーンへのショットが光り、ピンまで30~50センチに寄せた。「良いところもあるけど、悪いところもある。安定はしていないかな」。第3日にしてようやくアンダーで回った。難コースと呼ばれる小樽CCだが、「(例年より)グリーンが柔らかい。だから周りもスコアが伸びているのかな」と冷静に分析していた。

今季、道内の試合は7月のニッポンハム・レディースが41位、北海道meijiカップが25位だった。数少ない地元大会で、今大会が今年のラスト。地元ファンのためにも、少しでも順位を上げたい。「あと1日、踏ん張りたい」。目標の順位を設定せずに、ただ目の前の一打に集中していく。【西塚祐司】