11位から出た浅地洋佑(26=フリー)がツアー最多5人(73年ツアー制施行以来)によるプレーオフを制し今年5月以来の通算2勝目を挙げた。

65で回り、通算16アンダーの272で並んだ時松隆光、嘉数光倫、S・ノリス、S・ハンとのプレーオフを1ホール目で決着をつけた。賞金ランキング2位に浮上。目標の10月開催の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(千葉・習志野GC)出場に前進した。

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プレーオフの1ホール目。浅地は残り145ヤードの第2打を8番アイアンで振り抜くと、ピン左1メートルにピタリとつけた。他4人はパー以下で先にフィニッシュ。バーディーパットをきっちりと決め、首位と5打差のスタート時には、頭にみじんもなかった優勝を手にした。「最後のラインは72ホール目でパーだったラインと同じだったので、グリーンに上がった時に入りそうと思った。出来すぎですね」と笑みを浮かべた。

賞金ランキングで杉並学院高の先輩、石川に次ぐ2位。大舞台ZOZOチャンピオンシップ出場が現実味を帯びてきた。ウッズに憧れてプロを目指しただけに「ZOZOは目標。タイガーと1度でいいから回りたい」と心を躍らせる。12月には待望の第1子が誕生する予定だ。「もう1人、家族が増えるので頑張らないと」と飛躍を誓った。

▽17年に続きプレーオフの末、敗れた時松のコメント 勝ちたかった。5人だったのでバーディーを取るしかなかったがバーディーチャンスにつけられなかったのが痛い

<浅地洋佑の使用クラブ>

▼1W=オノフKURO(シャフト=グラファイトデザインTOUR AD 硬さX、長さ45・25インチ、ロフト10度)▼3W、5W=同 フェアウエーアームズ(15度、18度)▼UT=同 フェアウエーウイングスKURO(21、24度)▼アイアン=同 フォージド(6I~PW)▼ウエッジ=同 フォージド グラビティコントロール(48度、52度)、ジューシーTT(58度)▼パター=オデッセイ ミルドコレクション クエスチョンダラー#6M▼ボール=タイトリスト プロV1