鈴木泰二郎(41=推薦)が2アンダー70で6年ぶり2度目の優勝を飾った。マッチングスコアカード方式により、上位60人が11月14、15日の全日本大会(石川・片山津GC)へ進出した。

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鈴木が後半のインで大爆発した。アウトは1バーディー、3ボギーと平凡だったが、インはパットがさえまくり4バーディー、ノーボギー。朝に長いパットの練習せずにスタートしたため、前半では3パットが出たが、ハーフ終了後にきっちりと練習すると、後半は「距離感が合ってきたので、キャディーさんの読み通りにパットを打ったら入るようになった」。

圧巻は最終18番453ヤードの長いパー4。第2打をピン右7メートルに乗せ、キャディーから「ラインはストレート。弱かったら少し左に切れる」と言われると、カップ内側を狙って一発で沈めた。

前回の優勝は2日間競技で塩田一史とのプレーオフを制した。そして、台風15号の影響で延期され、1日競技となった今回も2位の塩田に競り勝った。表彰式では台風に触れ「今日は自分のプレーどうこうというよりプレーできたことに感謝します」と話した。170センチ、85キロで、ドライバーの飛距離は平均250ヤード。今年替えたピン型パターを武器に全日本大会に乗り込む。

<主催>日刊スポーツ新聞社<後援>日本ゴルフ協会、関東ゴルフ連盟、日本パブリックゴルフ協会<協賛>ブリヂストンスポーツ<協力>平川CC