男子ゴルフの日本オープンが17日、福岡・古賀GCで開幕する。今季2勝を挙げる石川遼(27=CASIO)は、メジャー2勝目へ勝負をかける。

16日は練習ラウンドでインコースを回り感触を確かめ、深いラフに速いグリーンなど日本屈指の難コースに警戒心を強めた。「これだけの難コースはないんじゃないかな。今年、自分がやってきたコースでは明らかに1番難しい」と話す。

08年に同じコースで行われた同大会では通算3オーバーで2位に終わった。11年前のリベンジもかかるが、難コースでもアイアンで刻むことより、ドライバーを握り攻めるつもりだ。「リスクを伴うが、他の選手よりもドライバーは持つと思う。半分くらいかな。アイアンも曲がってラフに入ることもある。それよりも、ドライバーで打ってフェアウエーにいった時のアドバンテージは魅力。1日5バーディーは取りたい」と話す。

7月の日本プロ選手権で初めてメジャー制覇を果たした。2勝目に向けて、「重みとか、そういうのはあとからついてくるもの。日本プロとはまた違う感じだと思う。日本プロが自分に与えてくれた自信というか歴史の重みも感じた。日本オープンに勝ってそういう重みを感じられるようになりたいなと思う」と大会初制覇に気持ちを高めた。