男子ゴルフで24日開幕の日米共催ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」に出場する石川遼(CASIO)が22日、会場の千葉・アコーディア習志野CCで行われた記者会見に参加した。約2年ぶりの米ツアー参戦を日本で迎える。「日本のゴルフファンが待ち望んだ1週間。特別な気持ちがある」と気を引き締めた。

多くのギャラリーが詰めかける中、雨の影響で練習ラウンドは行わなかったが、ショットとパットを入念に調整。練習の合間には、旧交を温めるかのように、ロリー・マキロイ(英国)ら談笑するなど、多くの選手と言葉を交わしていた。「今年、2勝をしたことをなぜかみんな知っていておめでとうと声をかけてくれた。数年出られなくて忘れられていてもおかしくないが、覚えていてくれて、ここにこられて良かった」と話した。

心は少年のように躍っている。世界のトップ選手が、自身の国に集結。目を輝かせ、「タイガーとマキロイがそろう試合はメジャーをのぞくと珍しいことだと思う。僕も2人の一ファン。うれしい」と思いを吐露した。

同世代の松山英樹に食らいつくつもりだ。練習ラウンドで顔を合わせ「久しぶり」と声をかけ、「痩せた?」と質問すると、「痩せるわけないじゃん」と返ってきたという。ゴルフ界を引っ張る2人のほほ笑ましいやりとりに、会見場も和やかな雰囲気に包まれた。「英樹は正真正銘の日本人のトップ。追いつけるように頑張りたい」。最後は勝負師の顔を浮かべた。