男子ゴルフツアー・マイナビABCチャンピオンシップ(日刊スポーツ後援)のプロアマ戦が開幕前日となった30日、開催コースの兵庫・ABCGCで行われ、昨年大会優勝の木下裕太(33=フリー)らが出場した。

木下は「あっという間でした」と苦笑いした。プロ転向12年目のツアー初優勝から1年。今季から2年の複数年シードを手にしたことで「もっとゴルフを良くしよう」と球筋をフェードからドローへ、クラブはドライバー、ユーティリティー以外総替えと大胆な自己改革に乗り出した。ところが、想像以上にうまくいかず、焦りも募り、賞金ランク92位と低迷。最近出場4試合連続で予選通過し、ようやくトンネルを抜け出しつつある。

「よくなりそうな気配はあります。ここは昨年最終日のいいイメージが残っているし…。イメージだけですが、なんとなく戦えそうな」。最終日をトップと4打差以内で迎えられるように。「そうなれば、楽しくプレーできると思います」と話した。