男子ゴルフツアー・マイナビABCチャンピオンシップ(日刊スポーツ後援)のプロアマ戦が開幕前日の30日、開催コースの兵庫・ABCGCで行われ、賞金ランク2位今平周吾(27=フリー)らが出場した。

今平は今週、出場権のあった世界選手権シリーズ(WGC)HSBCチャンピオンズ(31日開幕、中国・上海)でなく、今大会出場を選んだ。昨年賞金王は10位内に入れば、WGC出場で不在の賞金1位C・キムを逆転する。「いい位置にいるんで、チャンスがあればと思っています」と意欲を見せた。

昨年も同週開催の両試合で同じ選択をしたが、WGC敬遠理由は「どうせ勝てないのなら…」。フィールドの分厚さを敬遠した。今年も「調子がイマイチ。疲れもある。ただ出るだけなら…」と言う一方、国内ツアーを1試合増やし、2年連続賞金王につなげたい思いもある。

メジャー出場権を左右する世界ランクも、同出場権目安の50位に近い53位に上げてきた。同ランク上位者がそろい、同ランクを決めるポイントも高いWGCはハイリスク・ハイリターンだ。それより国内ツアー賞金王の戦いで好結果を残す方が得策-。「こっち(国内ツアー)でいい流れを作れたらいいですね」。賞金王と世界ランク50位内の2つを見据え、今平が優勝争いをイメージする。