鈴木愛(25=セールスフォース)が、7バーディー、1ボギーの66で回り、6アンダーで首位発進した。左手親指及び手首痛での休養を経て復活。残り5試合で、賞金ランク首位の申ジエとの約3800万円差の逆転を目指す。蛭田みな美も6アンダーで首位。プロデビュー戦の古江彩佳は、イーブンの43位につけた。

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鈴木は4アンダーで迎えた17番パー4で、10メートルのバーディーパットを決めた。続く最終18番パー5も連続バーディーで一気に首位に浮上。「自分が思ったよりいいゴルフができている」と手応えを口にした。左手親指と手首の痛みで日本女子オープンから4週連続欠場。その間2週間もクラブを握らなかった。「何とか(最終戦の)リコー杯までに間に合えば」と復調にかけ、チャンスが巡ってきた。賞金ランク首位の申ジエとは3817万円差。「賞金女王はあきらめていないし、出るからには上を目指したい」と決意を語った。