元賞金王の藤田寛之(50)が右股関節痛を押し、4位で今季5度目のトップ5フィニッシュを決めた。

「7、8番あたりから痛くなった。左は経験あるんですが、かなりの激痛で」と痛む箇所を気にするそぶりを見せながらのラウンドとなったが、ノーボギーの70で通算14アンダーにまとめた。

賞金ランクは20位に浮上した。最終戦日本シリーズJTカップ出場資格ギリギリに顔を出した。3年ぶりの出場が「次の目標」と言うだけに笑顔が浮かぶ。「(優勝争いまで)もうちょっとですか。がっつり絡んだわけじゃないですからね」。自分を車にたとえ「もうすぐ2020年型が出てくる中で、90年式が戦う」と苦笑いするベテランは「きょうはちょっとオイル漏れ。しっかりケアして、また来週から頑張ります」と報道陣を笑わせた。