日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の最終プロテストは5日から岡山・JFE瀬戸内海GCで行われる。72ホールストロークプレーの4日間競技で上位20位タイまでが合格、LPGA会員(20年1月1日付)となる。4日は開催コースで公式練習が行われた。

今回は19年アジアパシフィック女子アマ優勝の安田祐香(18=大手前大)フィリピン代表で昨年アジア大会金メダルを獲得した笹生優花(18=扶桑C)らツアーでも実績を残すトップアマチュアが数多く出場するが、かつてない狭き門となりそう。LPGAがツアー出場権を争うシステムを変更したためだ。

ツアー出場優先順位を決めるクオリファイング・トーナメント(QT)は、昨季まで1次から最終までの4ステージで実施、同会員でなくても受験し、TP(トーナメントプレーヤー)単年登録者として“ツアープロ”になることができた。しかし、今年からQT受験資格は同会員(今年のみ、合格者と合格ラインからプラス2打までの者)のみ与えられることになり、1次(11月26~29日、全国3カ所同時開催)と最終(12月3~6日、埼玉・こだまGC)の2ステージで実施される。

そのため、今回のプロテストには「LPGA会員でないTP単年登録者」「元同登録者」らが“資格”を求めて殺到。ツアー1勝のP・チュティチャイ(33)ステップアップツアー4勝のヌック・スカパン(22=いずれもタイ)ほか、三浦桃香(20=アウトソーシング)アン・シネ(28=韓国)ら注目選手が顔をそろえた。

ツアー実績があるトップアマ、TP単年登録プロが混在する激戦が幕を開ける。