ゴルフのAIG全英女子オープンを制した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が6日、来季の米ツアー挑戦回避を表明した。

8日に開幕する国内唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦で日本女子ツアーも兼ねるTOTOジャパンクラシック(滋賀・瀬田GC北C)のプロアマ戦に参加。ホールアウト後に「まだ自分が1年間ツアーで戦う覚悟ができていない。もっと覚悟を決めてから行くべき。レベルを上げてからいきたい。気持ちの部分が強い」と決意に至った理由を説明した。

8月の全英オープン優勝で、1年間に限り米ツアー参戦の資格を得られ、18日までに会員登録すれば、出場可能となっていた。来季の米ツアーには同期の河本結が最終予選会で出場権を獲得したが「同じような感じでプロテストに通って、ステップアップツアーも一緒に出て1年目で、2年目から米ツアーに行く姿勢はすごいと思う」と話した。

大会第1日の組み合わせも決まりレキシー・トンプソン、柳簫然と同組となった。「トンプソンは高校のころのあこがれの選手。いい組すぎる。同じ組で、(主催者)分かってるじゃんって感じ」と喜んだ。逆転賞金女王に向けてトップの申ジエとは約1500万円差に開いた。残り4試合での逆転は厳しい状況になったが「プレッシャーはないが、1試合1試合が大切になる」と話していた。